TOEIC受験料は2020年3月までは5830円と受検しやすい価格に設定されていましたが、昨年4月に6490円に値上げとなり、さらに、2021年10月3日の試験からは7810円(税込)に値上げとなりました(リピート割適用時は7,150円)。今回はコロナ対策にコストがかかるのが要因とのことですが、「コロナが収束したら受験料は元に戻るのか?」を問い合わせたところ、「現時点ではお答えできません」との回答でした。
以下はTOEIC受験料の変遷ですが、2009年9月、2011年5月には値下げが行われています。
値下げの理由は、TOEICの人気が高くなって利益が増えたことを経済産業省から指摘されたのがきっかけのようです。
経済産業省「おたく、儲けすぎじゃない?」
TOEIC「すみません、値下げします!」
2009年の6615円といえば、2021年10月までの6490円よりも高いですよね。
このように、英検と違ってTOEICは受験料があまり変わっていないことがわかります。
先日、英検の検定料の値上げが発表され、SNS上ではかなり話題になっていました。英検検定料の推移はこのような感じです。最も受験者数の多い英検3級を見てみると、「過去8年で3.16倍」になっています。
英検はTOEICとは違い、マークシート以外に「ライティング」や「スピーキング」の採点に人件費がかかるのが理由の1つだと思います。また、2021年の値上げはコロナ対策によるコスト高騰が理由のようです。英検は日本の英語教育において、重要な役割を担っていると思うので、ぜひ多くの人が受けやすい価格設定にしていただきたいと思います。
冒頭でも書きましたが、TOEICの採点はすべてマークシートなのに対して、英検にはライティングとスピーキングのテストがあり、それを採点するコストがかかることが理由だと思われます。TOEICも「Listening & Reading Test」は7810円ですが、「Speaking & Writing Test」は10450円なので、4技能分を足すと18260円になります。
世界160か国で実施されているというTOEICテスト。各国の受験料はどうなってるの? ちょっと気になったので、世界のTOEIC受験料を調べてみました(個人のブログなどの情報なので、古い情報が含まれている可能性がありますので、参考程度にご覧ください)。
やっぱり物価の高いヨーロッパは高いですね。これを見ると日本は物価の割に受験料は安く抑えられているように思います。個人的には「税込5000円ポッキリ」ぐらいにしてくれるともっと受けやすくなるのにな~と思います。運営の方、ぜひよろしくお願いします。
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