貿易実務検定とは?
みなさんは「貿易実務検定」という試験をご存じでしょうか? この試験は貿易に関する知識を問う試験なのですが、試験科目に「英語」が存在するため、合格するためには英語力が必要です。だから普段からTOEICを勉強して英語がある程度できる人にとっては受かりやすい試験だと思います。TOEIC学習者の僕も先日興味本位で受けてみましたが、英語科目については試験の傾向を把握するために数時間勉強するだけで、「貿易実務検定C級」に合格することができました。
級 | この級に合格した人の貿易実務レベル |
---|---|
A級 | 貿易実務において判断業務を行うことができる。 |
B級 | 貿易実務経験者の中堅層。 |
C級 | 貿易実務の定型業務をこなせる。 |
英語力を活かして収入アップ!
この検定に合格すると、貿易関係の会社で行われている輸出入の流れや貿易事務に関する知識を身に付けられます。英語以外に、貿易関係の知識も問われるため、貿易について馴染みが無い人にとっては最初は難しいかも知れませんが、最近は、YouTubeで貿易の流れについて解説している動画もあるため、学習しやすかったです。物の輸出入は現代社会にとって、欠かせない経済活動ですし、この試験に合格すると、海外の会社と英文メールでやりとりする業務を行う知識を得ることができるので、通常の事務のお仕事よりも給料が良くなる可能性が高いです。
必要な英語レベルは?
この試験の「C級」で出題される英語問題は、貿易関係のビジネスに関するものになるため、TOEICとは少し違います。ただ、僕が感じたのは難しい英語はなく、しかもほぼ形が決まった表現が多いため、簡単に思えました。英語レベル的にはTOEIC500~600点あれば十分ではないかと感じました。
勉強にオススメの参考書
貿易実務検定を初めて受ける方に評判が良い本は『サクッとわかる貿易実務問題集』という本で、貿易の流れがイラスト付きでとてもわかりやすく解説されています。同じシリーズの問題集もあるので、この2冊と過去問を買えば「C級」を受けるなら十分だと思います。
2021年のC級試験スケジュール
2021年3月以降の試験スケジュールは以下の通りです。比較的直前まで申し込みを受け付けています。
試験日 | 申し込み期間 |
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2021年3月7日(日) | 2021年1月7日(木)正午12:00~2021年2月22日(月)正午12:00 |
2021年5月16日(日) | 2021年3月11日(木)正午12:00~2021年4月26日(月)正午12:00 |
2021年7月4日(日) | 2021年5月13日(木)正午12:00~2021年6月21日(月)正午12:00 |
2021年10月3日(日) | 2021年8月5日(木)正午12:00~2021年9月17日(金)正午12:00 |
2021年12月5日(日) | 2021年10月7日(木)正午12:00~2021年11月22日(月)正午12:00 |
自宅で受験できる!
貿易実務検定はWEB試験のシステムを利用しているので、自宅で受験することができます。受験時間も自分で決めることができるので、忙しい人でも受けやすいです。C級の税込6270円となっています(2021年1月現在)。受験の申し込みや最新の情報は「日本貿易実務検定協会」のホームページでご確認ください。
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